SmartWatchの活用法

山旅ロガー,地図ロイドは,SonyのSmartWatch2(SW2)への対応機能があります.
スマホを取り出さなくてもSmartWatchで済ませることができれば便利なこともありますので, よろしければご活用ください.

最近の「Wear OS 2.0以上」のスマートウォッチについては, WearOSスマートウォッチの活用法をご覧下さい.
(CASIO PRO TREK WSD-F30とHUAWEI WATCH 2の画面)


それ以前の「Wear OS 2.0未満またはAndroid Wear方式」のスマートウォッチには, 拡張アプリ「山旅ロガーWear拡張」で対応しています.
山旅ロガーWear拡張 をご覧ください.
※「山旅ロガーWear拡張」では,LG G Watchや,Sony SmartWatch3 (SWR50) などを使って,地図表示,山旅ロガーGOLDの制御が可能です.

A.SmartWatchから測定を開始,終了する

山旅ロガーSmart2」を使うことで,山旅ロガーGOLDの測定開始,測定終了を,SmartWatchから操作できます.
「山旅ロガーSmart2」をインストールして, また事前に,山旅ロガーGOLDで,測定間隔の設定などを済ませておいてください.

SmartWatchで山旅ロガーSmart2を起動して,

「START」で長押しすると,測定を開始します.


「STOP」で長押しすると,測定を終了します.


山旅ロガーSmart2には他にも,今のペースを確認したり,軌跡を確認する機能があり, 左右のスライドで画面を切り替えて使うことができます.

B.SmartWatchで移動速度などの情報を見る

先ほどの続きですが,山旅ロガーSmart2では,左右のスライドで画面を切り替えることができます.
  1. ペース確認画面では,距離と時間と平均速度,現在のGPS標高を見ることができます.
  2. ブックマーク残距離画面では,地図ロイドで地図上にマークしてあるブックマークとの距離などの情報を見ることができます.
  3. 軌跡確認画面では,現在の軌跡を確認できます.
  4. 標高グラフ画面では,事前に登録したルートの標高グラフを確認して,これからの標高変化の具合を確認できます.
ただし現在の軌跡確認画面は,黒地の背景で,地図は出せませんので,軌跡を見てもどこにいるかはわからないと思います.
重ねて表示するルートを登録できますので,そのルートとずれていないかを確認するという想定です.

・ペース確認画面の例


・標高グラフ画面の例


・ブックマーク残距離画面の例

詳しくは, 山旅ロガーSmart2の説明ページ を見てください.

SmartWatchのウォッチフェイスで情報を見る

新アプリ 「山旅ロガー時計盤 for SW2」 では,SmartWatch2のウォッチフェイスに情報を表示できるようになりました.
インストールすると,ウォッチフェイス編集画面で使える部品が追加されますので, それを使ってウォッチフェイスを作成してください.




C.SmartWatchで地図を見る

地図ロイド のSmartWatch対応機能を使って,地図を見ることができます.

ただしキャッシュ済みのデータしか表示できないため,事前に必要な範囲を必要なズームレベルで地図ロイドで表示するか, 一括取り込みをしておく必要があります.
ズームレベルが違っていると表示できませんので,ご注意ください.
また対応している地図モードは,地形図,Yahoo地図,カスタム地図だけです.

SmartWatchでの操作

SmartWatchで地図ロイドを起動すると,

現在地の検索が始まります.

これは中止できますし,検索しないように母艦側で設定することもできます. (メニュー-設定-SmartWatch)

画面から使える機能を説明します.

  • ズームレベルの変更 - 上部の [-] [+] ボタンでズームレベルを変更できます.
  • 地図モードの変更 - 使用する地図モードは母艦側の設定で変更できますが,2種類以上が設定されている場合は, 右下の [ ] ボタンで地図モードを変更できます.
  • 現在地の検索 - 左下のGPSボタンで現在地の検索を行います.母艦のスマホ/タブレットのGPSを使います.
  • 地図の移動 - 上下左右のスライドで,地図が移動します
SmartWatchをそのままにすると画面が消えますが,電源ボタンの2回押しで直前のアプリが起動します.
起動時に現在地を検索する設定になっていると,電源ボタンを2回押しで最新の位置を表示できますので, 手袋をつけている場合など便利かも知れません.

SmartWatchにブックマークを表示する

地図ロイドでブックマークを開いて,地図上に表示した状態にしておいてください.
(状態は保存されますので,地図ロイドは終了しても構いません)
すると,SmartWatchにも表示されます.

SmartWatchにトラックログを表示する (バージョン10.9以降)

地図ロイドでトラックログを地図上に表示して,「起動時にロードする」をオンにしておいてください.
すると,SmartWatchにも表示されます.
山旅ロガーGOLDで測定中の場合は,その測定中の軌跡も表示されます(赤色)ので, ルートから外れているかどうかを見ることができます.


SmartWatchからブックマークを登録する (バージョン10.10以降)

SmartWatch2から,地図ロイドのブックマークを登録することができます.
SmartWatch2で地図ロイドの地図を表示した状態で,右下のメニューボタン(:)を押してください.
すると,地図上にマークされているブックマークの名前の一覧が出ます.地図の中心点から距離が近い順に表示されます.

一番上の行に「この位置をブックマーク」と出ていますが,これをタップすると, 現在地をGPSで検索してその場所をブックマークに登録し,地図にマークします.
SmartWatch2から登録したブックマークは,決まった名前のグループに登録されます.
例えば登録した日が2014年9月27日だと,「ウォッチ 2014/9/27」という名前のグループが作られて,そこに登録されます.
ポイントの名前は,登録したときの日付と時刻が使われます.(例:2014-09-27 15:30:10)

SmartWatchでブックマークの場所にジャンプする

さきほどの画面で,一番上以外の行をタップすると, そのブックマークの位置にSmartWatchで表示している地図の中心が移動します.

D.SmartWatchで各種アラームを鳴らす

目的地に到着したときに,SmartWatchでアラーム(バイブによる通知)を鳴らすことができます.
また,山旅ロガーGOLDのバージョン4.26以上ではルート離脱アラームに対応しましたが,それもSmartWatchで鳴ります.

通知用アプリ 「山旅ロガーSmart2通」 をインストールすれば,山旅ロガーGOLDの各種アラーム が,SmartWatchにも通知されるようになります.

到着アラームについては, 場所に着いた時にアラームを鳴らす を見てください.

ルート離脱アラームについては, ルートを外れたらアラームを鳴らす(ルート離脱アラーム) を見てください.

鳴っている通知を,SmartWatchから止めることもできます.その通知をタップして,メニューボタンから停止してください.

詳しくは, 山旅ロガーSmart2の説明ページ の「アラームの画面」を見てください.

山旅ロガーGOLDには
  • 事前に設定した場所に到着したことを知らせる到着アラーム
  • 長時間のGPS欠測などを知らせる異常アラーム
  • 事前に登録したルートから外れたことを知らせるルート離脱アラーム
がありますが,山旅ロガーSmart2通をインストールすると,これらがSmartWatchで鳴り, SmartWatchから停止できるようになります.