3D地形でトラックログを再生する

トラックログの3D再生

トラックログの3D再生については GPXファイルを読み込む - トラックログを再生する で簡単に書いています.


地図ロイドのv16.21からは,3D再生時のカメラワークを設定できるようになりました.
3D機能について詳しくは,「3D地形を表示する」 をご覧ください.

カメラワークの設定


1.視点の高さ


0から10までで,地形の高度感に影響します. 0でほぼ軌跡と同じ高さで,大きいほど高い上空になります.
小さいと高低差の迫力が出ますが,谷を歩いている場合に山陰に隠れて見えなくなる場合があります. 逆に大きいと山陰には隠れにくくなりますが,地形の迫力は落ちるかも知れません.

1枚目:視点の高さ=0,2枚目:視点の高さ=5


地形の高度感を出すために,0にするのをお勧めしますが,山陰に隠れるかどうかの兼ね合いがあるため, デフォルトは2にしています.

2.視点の位置


イメージしやすいのは「E.背後」で,移動している後ろから追いかけるような見え方になります. 「F.前方」はそれの逆で,後ろを振り向きながら先導していくような見え方です.
次の画像は,谷を上ってゆくところですが,
  • 1枚目は「E.背後に固定」で,進行方向は上向きに相当します
  • 2枚目は「F.前方に固定」で,進行方向は下向きに相当します
1枚目の方が,軌跡が完全に表示されていて,見通しが良くなっています. 2枚目は,下の方で軌跡が山の陰に隠れています.

このように,谷を登ってゆく場合は「背後」から見た方が,軌跡が山で隠れにくく見通しがよいです.

しかしその逆に谷を下りる場合は,「前方」から見た方が,見通しが良くなります.

ですので,もしトラックログの序盤は谷を登り,終盤で谷を下るような場合は, 進むにつれて視点を「背後」から「前方」に移せば,始めも終わりも見通しが良いということになります. これを実現するのが,AとBです.

AとBの違いは,時計回りか反時計回りかですが,それぞれ中盤での見え方が違ってきます. 見せたい景色が,進行方向の左右どちら側にあるかによって,選べば良いと思います.

次の画像は,AとBですが,日向沢ノ峰からどちらの方角が見渡せるかの違いが出ています.


逆に,序盤が前方,終盤が背後という視点位置にするのが,CとDです.
序盤,終盤が谷では無く,平地や尾根を進むような場合に,試してみてはいかがでしょうか.